エアコンの取り付けは自分で出来る?業者の選び方を解説!

新しくエアコンを購入した後は、自宅にエアコンを取り付ける必要が出てきます。エアコンの取り付けは専用の工具や配管接続などが必要で、個人で行うのは難しいでしょう。

ただ個人でエアコンの取り付けを行うことはできるので、やり方について解説していきます。しかし基本的には、業者に依頼するのが安全です。

当店でも経験豊富な職人が対応しておりますのでお気軽にご相談ください。※対応エリアがあります。

エアコン取り付けを業者に依頼する場合は、どのように業者を選べば良いのか選び方なども紹介していくので参考にしてみてください。

エアコン取り付けを業者に依頼した時の相場や取り付け時間

エアコンを購入した際に、業者にエアコン取り付けまで依頼する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。また専門家の技術であれば、どれくらいの時間でエアコンが取り付けられるのか紹介していきます。

まずエアコン取り付けにかかる費用相場ですが、エアコンの種類や業者によっては細かい金額は異なるでしょう。

基本的には壁掛けタイプ家庭用なら「1万円~1.8万円」、壁掛けタイプ業務用なら「4万円~7万円」程度が平均相場となっています。

業者によって価格は異なるため、事前にいくつかの業者に相談しておき、見積もりを比較してからお得な業者に依頼すると良いでしょう。

またエアコンの取り付け時間については、家庭用エアコンなら「1~2時間」、業務用エアコンなら「~8時間」程度が目安です。

エアコンの種類によっても細かい取り付け時間は異なるので、目安よりも早いケースもあれば遅いケースもあるでしょう。あくまでも目安として参考にしてみてください。

エアコンの取り付け業者は何を基準に選べば良いのか?

数あるエアコンの取り付け業者から、より良い業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか。業者によってはサービス内容や価格、対応が異なるので選び方を把握しておくことは大切です。

エアコンの取り付け業者の選び方について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。

エアコン取り付け工事に対して保証が付いている業者

エアコン本体だけでなく、エアコン取り付け工事に対しても保証が設けられている業者があります。より安心して取り付け工事を依頼するためにも、保証がしっかり業者を選ぶことは大切です。

万が一、エアコン取り付けの際に工事不良が発生したとしても、保証があれば無料で修理などの対応を行ってもらえます。

エアコンの取り付け工事だけを依頼したいなら専用業者を選ぶ

エアコン取り付け業者の中には、「取り付けのみ」に対応している業者があります。そのため、エアコンを購入したものの取り付け工事をどこに依頼すれば迷っている方は、取り付け工事のみ対応している業者に依頼した方が良いでしょう。

ただ基本的には、エアコンを購入した際にセットで取り付け工事を依頼した方が良いケースもあるので、購入する前に取り付け工事の評判についても確認してから、エアコンの購入を検討してください。

エアコン取り付け工事を業者に依頼する時の流れについて

エアコンの取り付けを業者に依頼する場合、どのような流れで取り付け工事が行われるのでしょうか。業者が行う取り付け工事の流れについて解説していくので、参考にしてみてください。

エアコンを設置する場所を事前確認

エアコンの取り付けを業者に依頼した場合、まずエアコンを設置する場所を確認する作業から入ります。設置場所によって、どのようにエアコンを取り付けるのか施行のやり方が検討されるでしょう。

業者の方が取り付け場所などの提案を行い、依頼者が問題ないと判断されればエアコンの取り付け工事が開始されます。

エアコンの室内機を取り付けるための背板をセッティング

設置する場所が決まった後は、エアコンの室内機を取り付けるための背板をセッティングする必要があります。エアコン本体を正しく取り付けるために背板は必要不可欠なので、重要な作業と言えるでしょう。

背板を取り付けるための寸法や穴は、エアコンによって定められているので、正確に測定した上で取り付ける必要があります。

エアコンの配管を通す穴を開ける

エアコンの配管を通すための穴を部屋の壁に開ける必要があります。専用の工具を使って65φ~80φ程の穴を開けます。

正しい位置に穴を開けないといけないため、専門的な知識を持っている業者に依頼した方が無難です。(木造の筋交いなど)自分で穴を開ける時には、穴の位置がずれないように注意しましょう。

エアコンの室内機の取り付けを開始する

配管の穴を開けた後には、エアコンの室内機を取り付ける作業を始めます。穴の中に配管を通し、エアコンを土台に引っかかるようにセッティングする必要があるでしょう。

この時、エアコンが水平に保たれていないといけないので、水平に位置しているのか確認しておく必要があります。

エアコンの配管とドレンホースを接続していく

部屋の中で室内機の取り付けが完了した後は、エアコンの配管とドレンホースを接続していきます。室外機を取り付けることも考えて、配管とドレンホースを固定する場所などを検討しながら接続していきましょう。

エアコンの室外機を取り付けていく

配管を室外機にも接続していきます。この時に、ガス漏れが発生しないためにも、専門工具で慎重に配管を接続する必要があるでしょう。

個人で対応することは難しいため、自分で取り付けが難しいと感じた時には、速やかに業者に依頼することが肝心です。

他にも室内機からの信号線なども室外機に接続する必要があるので、慎重に接続作業を進めていきます。

エアコン内部の水分を取り除くための真空引きする

エアコンの配管や配線の接続が一通り完了した後は、真空ポンプで真空引きを行っていきます。真空引きを実施すれば、エアコン配管内部に入っている空地中の水分などが排出されるので、稼働させる前に必要な作業です。

また真空引きを行うことは、エアコンの中を冷媒ガスだけにできるので、正しくエアコンを作動させるために重要な役割を持っています。

エアコンがしっかり動くのか事前確認を行う

エアコンが正しく作動するのか、事前確認を行います。問題な作動すれば、室外機や室内機の周辺で散らかったゴミなどを撤去して、作業は終了です。

エアコンの取り付け作業を行ってくれる業者はどこで依頼できる?

新しくエアコンを購入した後、エアコンの取り付け作業を行ってくれる業者はどこで依頼できるのでしょうか。主に考えられるのは、「エアコン専門業者」・「大手家電量販店」・「引っ越し業者」・「電気工事業者」などです。

それぞれの業者に依頼するメリットなどを詳しく解説していくので、参考にしてみてください。

エアコンの取り付けが中心の「エアコン専門業者」

エアコンの取り付け工事などを専門にしている業者で、エアコンに対して深い知識を持って対応してもらえます。スピード感のある取り付け工事を行ってくれるだけでなく、比較的安価な金額で取り付け対応してくれるでしょう。

ただ繁忙期などでは簡単に予約を取れないケースもあるので、エアコンの取り付け工事を依頼する際には、早めに相談することをおすすめします。

保証期間が比較的長い「大手家電量販店」

エアコンを含め、数々の家電製品を販売している大手家電量販店は、取り付け対応も実施しています。他の業者と比較して、エアコンの保証期間が長いなどのメリットが特徴です。

エアコンの購入から取り付けまで一貫して対応してもらえますが、取り付け対応まで少し時間がかかる可能性があります。

新しい引っ越し先でエアコンを取り付けてくれる「引っ越し業者」

引っ越しする際に、エアコンを取り外したり取り付けたりしてくれるのが「引っ越し業者」です。引っ越しと同時に依頼できるので、近々引っ越しを検討している方は依頼してみると良いでしょう。

ただエアコンの取り付けは専門ではないため、業者によって対応の差にバラつきがあります。正しくエアコンを取り付けてもらいたいのであれば、エアコン取り付け業者に依頼した方が良いでしょう。

電気工事全般の取り付けを行っている「電気工事業者」

電気工事の取り付け対応なら全体的に対応しているのが、電気工事業者です。エアコン専門業者ほど、エアコン取り付けに慣れている訳ではありませんが、専門的な知識や技術を有しているので、安心して依頼できます。

ただエアコン専門業者と比較すると、少し料金は高く感じるでしょう。

業者に頼らず自分でエアコンの取り付けを行う時に必要な準備は?

基本的にエアコンの取り付けに関しては、業者に依頼した方が素早く安全に対応してもらえます。ただ自分で取り付けすることは可能なので、費用を安く済ませたいという方は対応してみても良いでしょう。

自分でエアコンの取り付けを行う場合、必要な準備とはどのような物なのか詳しい内容を紹介していきます。

エアコンの取り付けに必要な工具や材料を揃える

エアコンを自分で取り付ける場合は、いくつか必要な工具や材料があります。具体的に、どのような物が必要なのか紹介していきましょう。

【エアコンの取り付けに必要な工具や材料】
・配管
・電線
・ドレンホース
・配管テープ
・アース線など
・フレアツール
・真空ポンプ
・インパクト
・ボードアンカー
・モンキーレンチ
・水平器

他にも様々な工具や材料が必要になる場合があるので、状況に合わせて適切な物を揃えた上で、エアコンの取り付け作業を実施していきましょう。

エアコンの取り付けに備えて部屋の養生を行う

エアコンを取り付ける際には、工具などを落としてしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、壁や床などを養生して安全を確保する必要があります。

養生シートやマットなどがあれば良いですが、用意できない時は毛布などでも代用できます。

エアコンの取り付け工事を始める前に設置場所を確認

エアコンの取り付けでは、壁に穴を開けて配管などを通す作業が必要になってきます。後から設置場所を間違えたと気付いても、壁に穴を開けてからでは遅い可能性があるでしょう。

やり直しができないので、事前にエアコンを設置する場所は確認した上で、取り付け工事を始める必要があります。

このように、エアコンの設置には専門的な工具や知識、技術が必要になるので、自分で対応が難しい際には業者に依頼しましょう。

業者に頼らず自分でエアコンを取り付ける際の注意点

業者に依頼せず、自分でエアコンを取り付ける場合、いくつか注意しておかないといけない点があります。知らずに対応してしまうと、エアコンの故障原因もなるので、慎重に対応していきましょう。

エアコンの真空引きが正しく行えていない

エアコンを取り付ける際に、配管内の空気を抜く真空引きの対応を行う必要があります。その際に、正しく実施できずに冷媒ガスが循環できない状況に陥ってしまう恐れがあるでしょう。

冷媒ガスが循環できないと、エアコンの効率が下がってしまう恐れがあります。また配管の接続を間違えてしまうと、ガス漏れを誘発させてしまう可能性があるので注意が必要です。

一度ガス漏れが発生してしまうと、もう一度冷媒ガスを補充してもある必要があるため、業者に相談する必要が出てくるでしょう。

エアコンは重量があるため初心者は取り付けに2人以上が無難

エアコンを持ったことがある方なら知っていると思いますが、室内機も室外機も1人で持ち運ぶのは重量があるため難しいです。

そのため、慣れていない方がエアコンの取り付けを行うには、2人以上で作業を行う必要が出てきます。無理に1人で取り付け作業を行うと、怪我をしてしまったり部屋の壁に傷がついてしまったりするでしょう。

個人でエアコンの取り付けを行う時には、十分注意が必要になります。

エアコンの取り付けを個人で行うと業者の工事保証がつかない

エアコンの取り付け専門業者に依頼すれば、工事保証がつけられることがありますが、個人で対応すると工事保証がつきません。そのため、エアコンの取り付け作業で失敗してしまうと、せっかく購入したエアコンが使えなくなってしまう恐れがあります。

保証の観点からも、無理をせずに業者に依頼することも視野に入れておきましょう。

業者にエアコンを取り付けてもらう前に確認しておきたいこと

エアコンを取り付ける前に、事前に確認しておきたいポイントがあります。知らずにエアコンを取り付けてしまうと、簡単に取り付け工事ができない恐れがあるでしょう。

どのようなことに注意すべきなのか、エアコンの取り付け前に確認しておきたいことについて解説していきます。

エアコンの設置場所に問題なく取り付けられる室内機のサイズか?

エアコンを取り付ける場所は、ある程度は余裕がないと設置できないケースもあります。そのため、エアコンを購入する際には、設置を予定している場所にエアコンが取り付けられるのか、寸法を測っておく必要があるでしょう。

室内機のサイズが大きすぎると、設置場所に取り付けられない可能性も高いので、十分注意が必要です。

室内機の適切なサイズ感としては、カーテンレールに接触せず、左右5cm以上には余裕がある程度になります。また天井までの距離に関しても、10cm以上は余裕があるのが望ましいでしょう。

エアコンの容量は部屋の広さに対して適切なのか?

エアコンを設置する部屋の広さに対して、購入するエアコンの容量は適切な物を購入するのか事前に確認しておきましょう。

例えば10畳の部屋なのに、8畳用のエアコンを購入するとエアコンの性能が十分ではないため、快適な室温にならない可能性があります。

エアコンを設置する前に、設置予定の部屋に必要なエアコンの容量はどれくらいなのか把握しておくことが大切です。

エアコンを取り付ける際には電子機器は移動させておく

エアコンの取り付け作業を行う際に、既存のエアコンを取り外すなどの作業が加わると、床に水が垂れてしまう恐れがあります。

そんな時に、電子機器が下にあると故障の原因になってしまう恐れがあるでしょう。固定電話やパソコンなどが下にある場合は、取り付け作業前に撤去しておくことをおすすめします。

エアコン専用のコンセントが設置されているのか?

既存のエアコンが設置されている場合は、エアコン専用のコンセントは問題なく設置されているでしょう。しかし新規にエアコンを設置する場合は、新しくエアコン専用のコンセントを設置する必要が出てきます。

業者に相談してエアコン専用のコンセントを設置してもらうようにしましょう。

エアコンの取り付け業者と打ち合わせは十分行っておく

エアコンの取り付け作業を行う前に、依頼する業者との打ち合わせは十分に行っておく必要があります。打ち合わせなど、業者と話を整合しておかないと、取り付け工事後にトラブルに発展してしまう恐れがあるでしょう。

取り付け料金やエアコンの設置場所など、事前に話し合って慎重に決めておくことが肝心です。

中古のエアコンを業者に取り付けてもらう時の注意点について

予算の関係で中古のエアコンを取り付けてもらいたい時、いくつか確認しておきたいことがあります。事前確認を怠っていると、後からトラブルに発展する恐れがあるでしょう。

中古エアコンを業者に取り付けてもらう時の注意点について解説していくので、参考にしてみてください。

エアコンが古いと故障が早い可能性がある

エアコンの耐用年数は10年程度であるため、古い年式の中古エアコンだと故障が早い可能性があります。金額は安くてもすぐに買い替えが必要になると、余計に高くついてしまう恐れがあるでしょう。

中古エアコンを購入する時は、金額だけでなく年式や保証が何年までついているのか確認しておいてください。

エアコンを取り付ける前に動作に問題ないか確認しておく

中古エアコンの場合、事前に動作確認しておかないと、後からエアコンが動かなかったなどトラブルに発展する恐れがあります。

エアコンを購入して取り付ける前に、販売業者側で動作チェックが行われていた物なのか確認しておきましょう。

中古エアコンを取り外した業者は専門の方なのか確認する

中古エアコンの取り外しを行った業者が、専門的な技術を持った方なのか事前に確認しておくことが大切です。基本的に、エアコンを取り外す時にはガス回収を行う必要があります。

しかし専門的な知識がない方がエアコンを取り外した場合、ガス回収が疎かになり、エアコンがガス漏れして冷却効果がない可能性があるでしょう。

中古エアコンを購入する際は、動作に問題ないエアコンなのか確認しておく必要があります。

中古エアコンでトラブルが発生した場合の問い合わせ先の確認

中古エアコンを取り付けた後、何らかのトラブルが発生した場合は、アフターフォローをしてもらう必要があります。その時に、どこに問い合わせれば良いのか、事前に確認しておきましょう。

中古エアコンは品質に問題ない物でも、何らかのトラブルで動作がおかしくなってしまう恐れがあります。そうなった時に、何も対処してもらえないとせっかく購入したエアコンが無駄になってしまうでしょう。

無駄にしないためにも、事前に問い合わせ先を確認して、フォローを行ってもらってください。

エアコンは購入と取り付け工事を業者に一貫して依頼した方が良い

エアコンを購入した後、取り付けを行ってもらうための業者を探すのは時間も手間もかかってしまいます。また信頼できる業者ではないと、対応の質に問題が出てしまう可能性もあるでしょう。

基本的に、エアコンは購入と取り付け工事を業者に一貫した方が楽なだけでなく、お得に対応してもらえることが多いです。

個人で取り付けた方がお得になるケースもありますが、取り付けは専門的な知識や技術が必要になるため、失敗すると大きな損失になります。

無理せず、購入と取り付け工事を業者に一貫して依頼することを検討してみてください。

エアコンの取り付けは信頼できる業者に任せよう(まとめ)

エアコンの取り付けは個人でも出来ますが、正しく行わないとエアコンの故障に繋がります。そのため、信頼できる業者に任せて、安全に取り付けてもらってください。

またエアコンは購入と取り付け工事を一貫して依頼した方が、色々と手間や費用もかかりません。

エアコンの取り付け工事は、どの業者に依頼すれば良いのか検討した上でエアコンを購入してください。

注目の商品
おすすめの記事